2001年07月23日
◆勝ったのは誰?
COP6。なんと実施協定が纏まりました。
国際会議って、「絶望」とか言われると、結構頑張るんですよね。
具体的経緯は良く分かりませんが、日本にとっては何とか現実性のある部分まで運用ルールを落とし込むことができました。特に森林吸収効果が大幅に認められたのが大きいです。
キャスティングボートを握る立場となった今回の会議。大して非難を浴びることなくEU側の譲歩を享受できたので、少なくともゲームとしては勝ったと言えるでしょう。まぁ、もともと日本としてはかなり厳しい条件でCOP3を纏めていたので、理不尽な要求ではないと考えてます。これでもまだ大変ですからね。現在のCO2排出量、90年段階からえらく増えちゃってますし。
ただ、今回の会議の日本の戦略は、おそらく実施協定の多くの問題を先送りにし、アメリカ批准の道を残す事にあったので、戦略的に絞って狙った結果では無いでしょう。早期発効と、アメリカを逃がさないため、EUが率先して行った事と思います。
まぁ、互いに相反しない第一目標がある場合win-winで交渉が纏まる、っつう事の典型でしょう。
一方、アメリカは少々負け的な状況になりました。非難が集中する一方で、代替案のハードルが高くなったでしょうから。
今後、パワーポリティクス的な「強者の論理」がどこまで通用するか、環境と署名条約、NGOの存在という「法と倫理」がどこまで通用するのか。重要な問題ではありますが、その分面白く観察できそうです。
・・・しかし、これで日本の批准はほぼ決まり。民主党にとっては結構な打撃です。他人事ながら、最近の民主党には同情を禁じ得ません。ほんと、やってられんやろうなぁ・・・
Posted by mino at 2001年07月23日 23:11
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