2001年07月31日
◆正当性の旗
参議院選挙の結果はみなさまご承知の通り。
それぞれの政策を背負い込み、新たな人材が国会に供給されることになりました。
私が経験しているような小集団の長と、国家組織のような長との一番の違いは、自己の主張の正当性のマネジメントにあると思います。小集団の場合、畏怖や尊敬などの人格面も効きますし、よく目が届きますから、組織内で別の「正当性の旗」が起こることを未然に防ぐことも可能です。人数的にも起こりづらい。
しかし、大きな組織となると、そうはいきません。時々刻々と変わる情勢に対し、払っても払っても新しい旗がわき起こる。常に変化し、台頭してくる「旗」に対して、ある部分は取り込み、また、小さな旗が結集して、自分たちより大きな旗へ成長するのを防ぐ必要があります。
一部は「抵抗勢力」の名の下、悪者レッテルを貼ることも可能でしょう。それが出来ない相手はどうするのか。しかも、そうしたものはマスコミが大変好きですし、また彼らの大事な役割でもあります。声を増幅させ、正当性を問うてきます。
一方、「国の経済力復活」という、一時的なテーゼで人が着いてくるのか。という問題もあります。自分の掲げる旗も確固としたものではない。哲学とか主義ベースではないのです。
冷戦期は共産主義の脅威という、便利なテーゼがありました。今となっては遠い昔です。
利益集団の細分化と、国家への帰属意識の低下は、時代を経る毎に大きくなっています。これは、改革に良い要素もありますが、積極的に意思の統一を図るには悪い要素を持ち込みます。
・・・なんか、まとまりのないことゴタゴタ書いちゃったけど、やはり人を動かす作業というのは大変です。強引さと理解・共感そしてある種のポーズを駆使する力が指導者に、全体を見渡し時を見極め評価する目が指導される側に必要なんでしょう。
