2001年09月14日
◆タイムラグ
DRAM(いわゆる「メモリ」)市場が恐ろしい状況になってます。
私がパソコン買った当時は、空前の好況で、どんどん値上がりしていたのに、ここ一年で価格が大暴落。スポット価格で1/10になってしまいました。
半導体の不況がこれほど酷い状況になるのは、生産開始から出荷までにタイムラグがあるからです。
生産終了まで3ヶ月ぐらいかかるらしい。
・・・詳しいことはよく分からないけど(笑)。
これに、少品種大量生産という、近代的状況も加わり、生産調整が難しくなっているということのようです。
それでも、いわゆるニューエコノミー論の如く需要動向が見えれば良いのですが、それが全く分かりません。
下手に生産縮小すると、需要が伸びた時に(自分たちだけ)生産が追いつかない。
結局、生産調整の無いまま、我慢比べの様相です(ちなみに、とっくにコストに見合わなくなっているようです)。
以上のニュースを読んで、なぜ日本の企業が半導体業界から撤退しているか分かったような気がします。
まぁ、DRAMほどではないにしろ、価格の下落傾向は変わらないでしょうし、生産調整が効かないのと、需要動向が分からないのは一緒ですからね。
現状の日本企業では、体力勝負かけられるものではないですし・・・
やはり、技術力がどの程度あるか、市場の傾向にあった個性的商品を持っているかどうかで、淘汰が始まるのでしょう。
こう見ると、タイムラグというのはリスクの概念で大変重要だと思います。
ちなみにマイカルはモロにタイムラグの罠にはまってしまいました。
もちろん、不運な部分もありますが、基本はやはり市場動向→戦略決定のタイムラグです。
小売業というのは、店舗の建設が必要なぶん、ただでさえタイムラグが大きいですから、この傾向は致命的だったと言えるでしょうね。
P.S.
今ニュース見たら、狂牛病感染の疑いのある例の牛、廃棄処分されずに肉骨粉として加工されてた模様。
・・・これはタイムラグどころの問題じゃないなぁ。
この国の行政システム&家畜業は一体どうなってんだ??
