2002年02月16日
◆グルカ博物館
今週末は奇跡的に好天続き。
金・土と雲一つない快晴が続き、風も穏やかというおまけ付き。
ということで、土曜は初めてウィンチェスター観光。
晴天に誘われるように、フラフラと散歩を楽しみました。
行程としてはは、大聖堂の写真取り直し、市の西側にある丘の展望台登り、グレートホールにあるアーサー王の円卓見物と、色々していましたが、メインはグルカ博物館見物でした。
グルカとは、ネパールの山岳地帯(まぁ、ネパール全体が山岳地帯ですが・・・)の部族で、19世紀から採用が始まりました。
ククリという、独特の形をしたナイフを使用していることでも有名で、部隊章にはほとんど全てこのナイフが使われております。
当初の主目的はインド帝国北西国境(アフガンとの国境)の防衛にあったようで、なかなか血生臭い展示がしてありました。
その後、対マレー戦、義和団事件、ビルマ国境の紛争などにも使用され、第一次世界大戦からは欧州戦にも投入されました。
WW2の展示部分には、日本軍との戦闘の様子あり、塹壕で倒れている日本軍人の首にククリを当てる蝋人形(音声解説では、日本軍人は危ないので殺さなきゃならなかったみたいなこと言ってた!)、戦車の計器、名前がビッシリ書かれた日本国旗、穴の空いたヘルメット、昭和新刀といった、戦利品群が飾ってありました。日本占領時にも、グルカ兵が当てられていたようです。
まぁ、シンガポールで沢山捕虜にして、労役に当てていたこともありますし、当時の日本軍の傾向を鑑みると、おそらく英国正規軍よりも酷い目に遭わせたと思われますから、このくらいは大目に見ないといけません。ちなみにグルカ兵との主戦場はビルマ国境だったようです。
その後は、インドネシアの東南アジア統一の阻止、マレーシアの内紛、ブルネイ等の東南アジア諸国の他、新しいものでは、フォークランド紛争、東ティモール等のPKOに派遣されているようです。こう見ると、イギリスにとっては大変便利な部隊でもありますわ。
イギリス軍が作った博物館なので、如何にグルカ部隊が勇敢で素晴らしい部隊かを宣伝するのが中心であり、アジア侵略についてとかは全く触れられておりません。義和団事件も「白人排斥運動をしたので軍隊を派遣」としか書いてありませんし、アフガンでの戦闘や、チベットのラサ攻撃(!)は、すべて「ロシアの脅威」で片付けられており、なかなか微笑ましいものがありました。
まぁ、栄光ある大英帝国を支え、今もイギリスを支える部隊の歴史が分かり、大変面白かったですわ。
ちなみに、入場料は大人£1.50、老人子供0.75、学生0.50でした。
この学生優遇措置、ちょっとは日本も見習って欲しいですね。
