2004年12月10日
◆編集の暴力
「「フリーターは自衛隊に入りサマワで活動を」 武部氏 」(朝日)
「武部幹事長:「自衛隊に入ってサマワに行けば」教育問題で」(毎日)
武部幹事長は、失言が多くて有名な方のようで、どのマスコミもねらっとります。
それで、これ。青少年の教育問題について、
「暴論かもしれないが、一度自衛隊に入ってサマワみたいなところに行き、緊張感を持って地元から感謝されて活動してみれば、3カ月ぐらいで変わるんじゃないか」
って言ったみたいです。
朝日は、待ってましたとばかりに、フリーターは、ってかなり遠い所で使ったと思われるものを主語にして引用。しかも本文では暴論かもなんて使ってません。
毎日は、上記の通り書いて、「批判浴びるかも」との感想と、現代社会はコミュニケーションが不足しているとの幹事長の感想を書いてます。
私の感想では、朝日の書き方はスポーツ新聞以下です。
何の感想も書かずに客観的に装っているのが違いますが、自分たちの都合の良いように編集している分、余計にたちが悪い。
毎日は、メッセージを事実と区別しています。ここは事実を曲げずに伝えることがデスクの方針のようで、全体的にそのような風潮となっているように見えます。
新聞の特性上、字数を少なく、情報を多く伝える必要があるため、編集が生命線であり、付加価値です。社説みたいな顔も見えず訳も分からない提言/意見を付加価値と思う人は少数派でしょう。項目の順序付けも、1記事の書き方も含め、編集のセンスがメディアとしての質を決めるんだと思います。
編集することは、どんな場合も主観が入ることを意識し、それをできるだけ排除できるか、区別できるかの努力をしている。これを見せて頂ければ安心して読めます。
えー、ちなみに幹事長の意見はおっしゃる通り暴論と思いますわ。
Posted by mino at 2004年12月10日 00:06
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